復活弾を決めて試合に勝利し、喜びを爆発させる横浜M・宮市亮=日産スタジアム(撮影・蔵賢斗) 明治安田J1第17節第1日(10日、横浜M4-3柏、日産ス)J1横浜MのFW宮市亮(30)が10日、右膝前十字靱帯断裂の重傷から復帰後の初ゴールをチームに勝利をもたらす決勝弾で飾った。
宮市は、2-3の1点ビハインドの後半34分から途中出場。アディショナルタイムに突入後、チームは同点に追いつき、さらにその3分後、自陣でボールを奪った味方選手から前線へカウンター気味にボールが配給されると、ペナルティーエリアすぐ外の中央付近へ流れた。前線へ上がって左サイドでボールを持ったMFマルコス・ジュニオールから、中央でマークが外れた宮市へマイナスのパス。このボールをワントラップし、右足を振り抜くと、相手DFの足に当たって角度が変わり、ボールはゴール右隅へと吸い込まれた。
宮市は2022年7月、10年ぶりに招集された日本代表で東アジアE―1選手権に臨み、韓国戦で右膝前十字靱帯断裂の重傷を負って手術を受けた。その後5月24日、札幌ドームで行われたYBCルヴァン・カップの札幌戦に後半37分から出場し、約10カ月ぶりに公式戦へ復帰していた。
このゴールにSNSのツイッター上では「#宮市のゴール」がトレンド入りするなどサポーターらは大騒ぎ。「いやー、宮市のゴールで泣いちゃったよ」「宮市のゴールってこんな嬉しいんやな」「宮市劇的!!こんなドラマが!復活の逆転決勝ゴール!」など復活ゴールの喜びを共感する声が相次いだ。