マリナーズ戦の3回、17号2ランを放つエンゼルス・大谷=アナハイム(共同) エンゼルス5-4マリナーズ(9日、アナハイム)米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(28)はマリナーズ戦に「2番・投手兼指名打者」で先発し、投手では5回を投げて3安打3失点、6三振6四死球で勝敗は付かなかった。防御率は3・32。打者では4打数3安打2打点、1得点だった。リアル二刀流で出場すると、投手としては5回を投げて3安打3失点で5四球6三振だった。同点とされて降板したため、勝敗はついていない。打っては3回に自ら同点2ランを放つなど4打数3安打2打点1得点。最後の打席で三塁打を打てばサイクルという状況だった。あと一歩でサイクルは今季4度目。二刀流出場日では3度目だった。
先発投手によるサイクル安打の達成というMLB史上初の偉業こそ逃したが、ショウヘイ・オオタニの名がメジャーの歴史に刻まれた。大谷が登板日に3安打以上を記録したのはこの日が4度目。エ軍のマット・バーチ広報のツイートによると同一シーズンに4度以上の登板日3安打以上を記録したのは1958年ブルワーズのウォーレン・スパーン以来で、ア・リーグ(73年からDH制)の投手では38年のホワイトソックスのモンティ・ストラットン以来となる。
登板日に打撃が好調なことについて大谷は試合後に「たまたまかなと思いますね。DHはDHで難しいところがあったりするので、ピッチングもピッチングで投げることに集中したい、変わらなきゃいけないというのがあるので、その難しさもあると思う。数字に関してはたまたまかなと思います」と語った。