来日して大橋ジムで大橋秀行会長(左から2人目)にあいさつするジャフェスリー・ラミド(左端)一行(大橋ジム提供) プロボクシング前4団体世界バンタム級統一王者でWBC、WBO世界スーパーバンタム級1位の井上尚弥(30)=大橋=のスパーリングパートナーを務めるため、WBC世界フェザー級16位のジャフェスリー・ラミド(23)=米国=が10日、来日した。井上はWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトン(28)=米国=に挑戦する世界戦(7月25日、東京・有明アリーナ)に向けて、12日からラミドとスパーリングを行う予定。
アマチュア時代に2度、全米王者となったラミドは2月下旬にも井上のスパーリングパートナーを務めた。4月には韓国・仁川で行われたフェザー級8回戦で、元IBF世界スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(33)=セレス=に3-0の8回判定勝ち。大橋会長が「本当にフルトンに似ている」と〝仮想フルトン〟として再びラミドに白羽の矢を立てた。井上が本格的にフルトン対策に乗り出す。
プロ戦績は井上が24戦24勝(21KO)、フルトンが21戦21勝(8KO)、ラミドが11戦11勝(4KO)。