講演会で対話する2023年WBC侍ジャパン前監督の栗山英樹氏(撮影・斎藤浩一) 日本代表の監督として3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンを世界一に導き、5月いっぱいで任期満了となった栗山英樹氏(62)が7日、東京都内のホテルで講演を行った。
「ドリーム・チームの創り方」をテーマに、WBCでの豪華な顔ぶれについて「選手がこのチームでやりたいと思ったメンバーを構成しないと勝てないと思いました」と説明。その意味でも大谷(エンゼルス)、ダルビッシュ(パドレス)、鈴木(カブス)の存在が大きかったという。
今後の活動について「ヨーロッパ野球めぐりみたいな夢がある」と告白。WBCで対戦したチェコ、イタリアの野球に対する姿勢に感銘を受け「純粋にあれだけ相手をリスペクトしてくれて、すごくうれしかった。見てみたいです、野球を」と語った。新たな職務については「そのうち報告できると思う。今年中には方向性をだしたい」と述べた。(湯浅大)