6回、ベンチの巨人・原辰徳監督と空振り三振しベンチに戻った岡本和真=京セラドーム大阪(撮影・安部光翁) (日本生命セ・パ交流戦、オリックス2-1巨人、初対戦、オリックス1勝、6日、京セラ)軽~く代えられた。巨人はどう感じたのかな。1点差の九回。打順はクリーンアップというところで、オリックスベンチはエースの山本から山崎颯に交代。山本は8回を4安打で、100球にも達していない。軽く見られているとしか、表現のしようがないよ。
実際、抵抗らしい抵抗もないまま、スーッと負けている。山本はもはや論じる必要もないくらい、いい投手だし、左脚をあまり上げない投球フォームもあって余計、軽くあしらわれた印象が強い。
エモトが1日のロッテ-巨人の解説でZOZOマリンに行ったとき、原監督は阪神戦(5月26-28日、甲子園)の3連敗について「力負けしました」と振り返っていた。思わずその言葉が頭をよぎった。いいチームが相手になると、やはり「力負け」とはね。
そんな中で唯一の収穫は、三回途中から2番手で打者11人をピシャリと抑えた菊地。ストレートも落ちるボールも決まり、コントロールもある。今後、どう使っていくのかな。(サンケイスポーツ専属評論家)