音楽劇「浅草キッド」に主演する林遣都㊧と共演の山本耕史 タレント、ビートたけし(76)の自伝的青春小説を原作とする音楽劇「浅草キッド」が今秋に東京、大阪、名古屋で上演されることが6日、分かった。若き日のたけしを演じるのは、俳優、林遣都(32)。たけしの師匠・深見千三郎役で山本耕史(46)が林と初共演する。
1988年、2002年にドラマ化され、21年には、たけしを敬愛するタレント、劇団ひとり(46)の監督・脚本によってNetflixで映画化された芸人たけしの浅草時代が、大阪・カンテレの開局65周年記念公演として初めて舞台化。
テレビにほとんど出なかった〝幻の浅草芸人〟深見と出会った青年時代のたけしが東京・フランス座で下積み生活を過ごした日々を、たけしの作詩・作曲した「浅草キッド」にオリジナル楽曲を加えて描く音楽劇だ。
音楽劇「浅草キッド」の原作・ビートたけし、演出。福原充則、主演・林遣都、共演・山本耕史林はタレント、又吉直樹(43)の芥川賞受賞作を映画化した「火花」(16年)で売れない芸人を好演。今回たけし役を演じることに「とんでもない作品への出演が決まり大きな重圧を感じますが、最大限の敬意と情熱をもって挑みたい」と意気込む。
映画版で大泉洋(50)が演じた深見役の山本は「当時、たけしさんが受けた衝撃を師匠役に宿したい」とコメント。
脚本・演出は、18年に「あたらしいエクスプロージョン」で第62回岸田國士戯曲賞に輝いた福原充則氏(47)が担当する。
10月~11月に東京・明治座、大阪・新歌舞伎座、名古屋・愛知県芸術劇場大ホールで上演。詳細は後日発表される。