櫻井翔「憶測で傷つく人がいる」ジャニーズ事務所性加害問題に涙こらえ初言及 嵐の櫻井翔(41)が5日、月曜キャスターを務める日本テレビ系報道番組「news zero」に生出演。所属するジャニーズ事務所前社長、故ジャニー喜多川氏(2019年死去、享年87)による性加害問題について、涙をこらえながら初めて言及した。
櫻井は目に涙を浮かべ、声を時折詰まらせながら、自身が「問題の責任が問われている事務所に所属している」「被害者側に見られ得る立場」に置かれているという2つの側面を挙げ、「コメントすることは難しいと考えていた」と苦悩を明かした。
自身の被害の有無には触れなかったが、「お伝えしたいことは憶測で傷つく人がいるということ」と強調。「かつて同じジャニーズJr.として時間をともにしてきた大切な仲間の中には、新しい人生を歩んでいる人たちもたくさんいる。あらぬ臆測を呼ぶことは、何よりも避けなくてはいけない」と語気を強め、事務所に対して「プライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたかを調査してほしい」と切望。「二度と、このような不祥事が起こらない体制を整えないといけない」と訴えた。
この問題をめぐっては、元ジャニーズJr.の歌手、カウアン・オカモト(27)らが会見などで相次いで被害を告発。先月14日に事務所の藤島ジュリー景子社長(56)が動画などで騒動を謝罪し、同21日に所属タレント最年長の少年隊・東山紀之(56)がメインキャスターを務めるテレビ朝日系「サンデーLIVE!!」で「ジャニーズという名前を存続させるべきなのか」と悩める胸中を語っていた。
「-zero」では、これまでメインキャスターのフリーアナウンサー、有働由美子(54)のみが言及。同28日にKAT-TUN・中丸雄一(39)が日テレ系「シューイチ」で言及する一方、沈黙を貫く櫻井は批判されていた。