国会で法整備を要望した元ジャニーズJr.の右から二本樹さん、カウアン、橋田=東京・永田町(撮影・矢島康弘) ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長による性加害問題で、元ジャニーズJr.のダンサーで俳優の橋田康(37)、歌手カウアン・オカモト(27)、二本樹顕理(39)が5日、国会を訪れ、未成年への性加害を防ぐための児童虐待防止法改正を求める署名を、与野党に提出した。
署名活動は、同じく被害を訴えている元Jr.らと取り組み、約4万人分を集めた。3人はこの日午後、自民党をはじめ各党を訪れ「法改正が成されればジャニーズに限らず、幅広く未来の子どもたちが守られる環境がつくられる」と訴えた。
集まった報道陣に3人は、今国会中の改正案成立を強く求めると発言。カウアンは「僕らの過去は戻らないので、未来に対してできることを考えた」と思いを述べた。橋田は個人的な考えとして「ジャニーズ事務所にも、この法改正に一緒に向き合ってもらえたら、子どもを守る徹底した考えを持つ会社に生まれ変わると思う」と話した。