延長十二回ドローに終わった阪神・岡田彰布監督=甲子園球場(撮影・松永渉平) (日本生命セ・パ交流戦、阪神7ー7ロッテ=延長十二回規定により引き分け、3回戦、阪神2勝1分、5日、甲子園)阪神は8投手を注ぎ込む両リーグ最長の5時間7分の接戦の末、今季2度目のドロー。1点を追う八回1死二、三塁、代打渡辺諒内野手(28)の遊ゴロが野選を誘い、同点。延長戦では8者連続三振を喫するなど、決め手に欠け、今季6度目の同一カード3連勝を逃した。3点の援護を受けた桐敷拓馬投手(23)は4回2/3を投げ4失点で降板した。シェルドン・ノイジー外野手(28)の20打席ぶりの安打や大山悠輔内野手(28)の7号3ランなど、チームは5月14日のDeNA戦(甲子園)以来、18試合ぶりの2桁安打。9連戦の第1カードを2勝1分で終え、6日から楽天、日本ハムとの遠征6試合に向かう。岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=34勝16敗2分、観衆=3万6780人)。
延長十二回、空振り三振に倒れる阪神・佐藤輝明=西宮市・甲子園球場(撮影・林俊志)ーー終盤は両チームとも中継ぎが踏ん張った
「そうなんかなあ。まあピッチャーはそうやろなあ」
ーー勝てなかったか、負けなかったか
「勝てなかったやろ」
ーー珍しく四球が多かった
「多いなあ。ほとんど点になっとるやんな。フォアボールな。結局、ビッグイニングになるからの。そういうことやん」
ーー疲れではない
「そんな投げてないやろ。え? 何試合投げてる?」
ーー浜地も足に当たったのが影響(3ランを浴びた七回先頭が投手強襲安打)
「いや、そんなことないやろ。影響したら投げられへんやろ」
ーー前回はいいボールだったが
「あそこで一番アカンことをやるわけやからな、結局は。フォアボールからなんかな、アレも」
ーー大山がよく打った
「そらあそこでなあ、逆転したわけやからなあ」
ーー9連戦、投手陣に頑張ってもらわないと
「そら頑張らなしゃあないやろ。そんなの。頑張ってもらうって仕事やから、そら投げるのが仕事やから、お前。俺が頑張ってくれとは言えへんけど。そんなん仕事やん。しゃあないやんかそんなもん。チームとしてはそうなってもうたわけやからさ」
5時間7分の激闘を伝える甲子園のスコアボード(撮影・林俊志)ーーノイジーは右の方に打って復調してる
「そうでもないんちゃう。1本右打ったら復調やないよ。うーん。そういう風には見えへんけどなぁ」
ーー勝てたゲーム
「そりゃゲーム展開的には、そりゃ勝ちゲーム、勝ちパターンやろ。そりゃ」
ーー浜地は投げながら
「そりゃ分からんて。今終わったばっかりで。その前に桐敷のこと聞けよ。なぁ」