山崎が史上初の横浜スタジアム通算100セーブを達成し、記念撮影した(撮影・荒木孝雄) DeNAは4日、西武2回戦(横浜)を「サンスポ東京発刊60周年ゲーム」として開催し、5―4の逆転勝ちで3連勝。本拠地では1分けを挟んで5連勝とし、交流戦首位の座を守った。山崎康晃投手(30)が九回を三者凡退で締め、リーグトップに並ぶ13セーブ目。横浜スタジアムで史上初となる通算100セーブを達成した。新たな勲章を手にしたハマの守護神がチームを1998年以来のリーグ優勝&日本一へと導く。
代名詞の「ヤスアキジャンプ」が観衆3万3041人が詰めかけた本拠地を揺らした。コロナ禍を乗り越え帰ってきた守護神登場の合図だ。心強い応援に背中を押され、山崎が前人未到のハマスタ通算100セーブを達成。日米通算381セーブを誇る佐々木主浩氏(横浜スタジアムでは95セーブ)さえも成しえなかった、新たな歴史をつくった。
「みんなに助けられて、一つ一つ積み重ねた結果。仲間や関係者の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。そうしてここまでこられたことは、自分をちょっとだけ褒めてあげたい」
4点を追う八回、味方が一挙5得点の大逆転。信じてモニターを見つめていた山崎は「こういう試合を締めてこそクローザーの醍醐味(だいごみ)。最後の頼みの綱としてマウンドに君臨する」と気持ちを高ぶらせた。源田を右飛、代打・金子を遊ゴロに打ち取り、最後は前日に一発を放っている外崎を見逃し三振に仕留めて雄たけびを上げた。