全日本選手権出場など強豪として知られる東京都市大塩尻高(長野県塩尻市)の女子バレーボール部部長が、高体連主催の大会への出場について1年間停止となったことが5日、県高体連への取材で分かった。部長は昨年12月、部員9人の前髪をはさみで切ったり、美容院で切らせたりしたことが発覚。県高体連によると、全国高体連が定める「体罰根絶全国共通ルール」が適用されたという。
今年3月、保護者に実施したアンケートで発覚。その後学校が調査し、県高体連に報告した。部長と監督は発覚後、共に指導から外れたが、監督は現在復帰している。
県高体連の島崎剛理事長は「学校から体罰事案として報告があった。生徒と信頼関係を築き、より丁寧な指導をしてほしい」と述べた。