「第16回ベスト・ファーザー賞in関西」を受賞したダルビッシュ有の代理で出席した母の郁代さん(右)。左は元阪神・岩田稔氏 「第16回ベスト・ファーザー賞in関西」の発表・授賞式が5日、大阪市内のホテルで行われ、米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手(36)が受賞し、母の郁代さんが代理で出席した。
スポーツ部門で受賞したダルビッシュは世界で活躍しながらも、常に家族のことを最優先に向き合うことやワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場への経緯で家族との向き合い方は社会で働く父親にとっても、家族の大切さ、向き合い方を考え直すきっかけとなったことが選考理由となった。
元阪神の岩田稔氏(39)から花束を受け取った郁代さんは壇上で「アメリカから本人も相当喜んでいると思います。子どもが5人いるんですけど、本当の意味でのベストファーザーになれるように育てていってもらいたいと思います」と代弁。
さらに「野球一筋だった彼が、子どもたちが周りにいることで、人間として足らなかったような部分を埋めてくれている気がします」と話し、「子どもが愛しくてたまらないという感じなので将来、単身赴任で日本でプレーすることも一切考えられないそうで、子どもが親を育てていくということの典型かなと思いながら彼の成長を見守っています」と息子の成長に目を細めた。