試合に勝利し、笑顔の中部学院大の選手ら =東京ドーム(撮影・佐藤徳昭) 全日本大学野球選手権第1日(日本文理大9-12中部学院大=延長十一回タイブレーク、1回戦、5日、東京D)10年ぶり3度目出場の中部学院大(東海)が、逆転勝ちで大会初勝利を挙げた。六回終了時で2-6だったが、七回に3点、九回に1点を返して6-6の同点とした。
延長十回からのタイブレークは、8-8で迎えた十一回表に4点を勝ち越し。直後の守りを1失点でしのぎ、3時間44分の激闘を制した。
間宮大貴監督は「日頃の練習の成果と、チームワークに尽きると思います」と勝利の第一声。さらに「この1勝は新しい歴史を創れて、自信になると思います」と大会初勝利を喜んだ。
打のヒーローは森翔太郎内野手(3年、熊本工高)。九回2死一、三塁で同点に追い着く右前適時打をたたき出した。10-8と2点リードの十一回1死一、二塁では、駄目押しの右越え2点適時三塁打を放ち「いつかチャンスがくるというみんなの思いもあって、いけるかなと思った」と最後まであきらめずに勝利をもぎとった。
中部学院大は7日の2回戦で天理大(阪神)と対戦する。