一回に1号先制2ランを放った青木(右)は生還後、笑顔で山崎とタッチを交わした(撮影・今野顕) (日本生命セ・パ交流戦、ヤクルト9-5楽天、1回戦、ヤクルト1勝、3日、神宮)ヤクルトは3日、楽天1回戦(神宮)に9―5で勝利。1分けを挟んでの連敗を12で止めた1日の日本ハム戦(エスコン)から2連勝とした。今季初めて「3番・左翼」で先発出場した青木宣親外野手(41)が一回、プロ2年目から米大リーグ時代も含めて19年連続となる1号2ランを放つなど、2安打2打点の活躍をみせた。球界野手最年長のベテランに導かれ、連勝街道を突き進む。
台風2号が過ぎ去った神宮の空に大きな虹をかけた。青木が一回1死一塁から左翼席へ先制の1号2ラン。衰え知らずの41歳がチームに勢いをもたらした。
「なんかご無沙汰という感じで。(本塁打の)感触は忘れていました。グラウンドをゆっくり走るのは野球の醍醐味(だいごみ)。本当にうれしかった」
昨年8月16日の阪神戦(神宮)以来となる一発。早大の後輩、楽天・早川の直球を振り抜き、風にも乗って逆(左)方向へ運んだ。これでプロ2年目から米大リーグ時代も含めて19年続けて本塁打をマーク。積み上げてきた勲章に「体と心の充実ができているからかな」と笑みを浮かべた。