二回、対戦するカブス・鈴木(手前)とパドレスのダルビッシュ=サンディエゴ(共同) パドレス6-0カブス(3日、サンディエゴ)米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手(36)が今季最長タイの7回を投げ、2安打無失点、1四球、9三振の好投で4勝目(4敗)を挙げた。球数は今季最多の115球。最速はツーシームの96・8マイル(155・8キロ)だった。
メジャー通算99勝となり、野茂英雄(元ドジャースなど)の123勝以来、日本投手2人目の100勝に王手をかけた。また、日米通算では192勝(NPB93勝、MLB99勝)とした。
鈴木誠也外野手(28)との初対決は3打数無安打に封じた。内容は空振り三振、見逃し三振、遊ゴロ。
「すごく選球眼がいいですし、パワーもありますし、嫌だな、という感じで投げていました。日本のときから、僕はずっとみていましたし、プライベートでも交流があるのですごく楽しみにしていて、また次もいい投球ができるように頑張りたいです」
許した安打は、単打2本のみ。三回2死で投手を強襲する内野安打と七回2死での三塁への内野安打。今季11先発目で初めての無失点投球だった。
メジャー100勝の節目の記録を目前にしても「いやあ、本当に何もないです。何も考えていないです」と大台の数字には無関心だった。