お立ち台でヤクルト・小沢怜史(右)の腕をあげる中村悠平(撮影・今野顕) (日本生命セ・パ交流戦、ヤクルト5-2楽天、2回戦、ヤクルト2勝、4日、神宮)ヤクルトが4月18―21日(対中日・松山、神宮)以来の3連勝とした。
中継ぎから配置転換されて今季初先発した小沢怜史投手(25)が5回2安打1失点と試合をつくり、打線も一回に村上宗隆内野手(23)が先制打を放つなど主導権を握った。
6カードぶりの勝ち越しに成功し、逆襲の6月へ好スタート。試合前時点でゲーム差なしの5位で追いかけていた中日がこの日の試合に敗れたため、最下位を脱出した。
高津臣吾監督(54)の試合後の主な一問一答は以下の通り。
――先制して、中盤追加点を挙げて、と理想的な試合運びだった
「先に3点取れたのは大きく、そこにフォアボールも絡んで、3連打という入り方。野手としてはいい入り方だった。ランナーをためてしっかり先に点を取れたのはすごくよかったと思います」
――一回に村上の一打で先制。大きかった
「毎回言っているように、先に点を取るか取らないかで大きくゲームが、まあそこがすべてじゃないですけども、(勝てる)確率が上がったり下がったりするので。ああやって先に4番が打って点を取ったというのがもしかしたら1点以上に意味のある1点だったかもしれないですね」
――今季9度目の勝利打点は12球団単独最多
「彼の場合は一発があるので打点が増えるというのがあるでしょうし、やっぱりその前のバッターだと思いますね。どれだけ塁に出ているのか、それをどうやって返すのか。どうやって今日のようにヒットでも1点を取れるか、というところじゃないかと思います」
――先発小沢は5回2安打1失点
「結果は合格ですね。本当によく投げてくれたと思います。内容はちょっと反省するところがたくさんあるかもしれないですけど、急に、まあ急にでもないですけど、回ってきた先発のチャンスをね。しっかり勝ちゲームとして次にバトンを渡せたので、結果としてはいい結果だったと思います」
――先発に白星がついて3連勝
「たまたまではないでしょうね。やっぱり先発がこれだけゲームをつくると、こういう結果はまぁあれですけど、こういう展開になるということは間違いないと思います」
――火曜日(6日)からはロッテ戦
「来週はビジター6連戦にもなるので、いろんなことを考えながら、DHのことを考えながらやっていけたら。うまくチームを回していけたらなと思います」