アストロズ戦の6回を投げ終えたエンゼルスの先発大谷。5失点で2敗目を喫した=ヒューストン(共同) アストロズ6-2エンゼルス(2日、ヒューストン)米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)は敵地でのアストロズ戦に「1番・投手兼DH」で出場し、6回を投げ、2本の2ランを含む9安打5失点で2敗目(5勝)を喫した。今季初めて1番に入った打者では4打数無安打。投打ともに王者アストロズの壁にはね返され、チームは2―6で敗れた。
昨季世界一のアストロズに再び屈した。メジャーで自己ワーストに並ぶ9安打で5失点。6回でマウンドを降りた大谷は悔しさをにじませた。
「(アストロズは)バラバラに攻撃するのではなくて、少ないチャンスを全員が目的を持って狙ってきている」
決め球の一つ、スイーパーを狙い打たれた。一回、2番ペーニャの三塁内野安打に悪送球が絡んで二進を許すと、続く主砲アルバレスの打席で大谷が暴投。7球目を右中間席に運ばれた。ともに追い込んでからのスイーパーを捉えられ「決めきれなかった。あそこで三振をとれれば、もちろん流れを作れますし、もったいない。有利なカウントで違う選択肢があった」と唇をかんだ。五、六回はともに2死走者なしから計3失点。7回6安打3失点で初黒星を喫した5月9日の対戦に続き、今季の2敗はどちらもアストロズ戦だ。