JR西日本は3日、台風2号による大雨の影響で特急が途中停車したため、和歌山市内のホテルに避難させた乗客47人に、賞味期限が切れた非常食を配布したと発表した。災害時用に備蓄していたアルファ米の五目ごはんで、乗客の健康被害は確認されていないという。
JR西によると2日午後、新大阪発白浜行きの「くろしお5号」が大雨のため和歌山県海南市の加茂郷駅で停車。乗客をホテルに避難させ、賞味期限が昨年11月だった五目ごはんを、水やビスケットと一緒に配った。
3日、受け取った人から期限切れの指摘があった。JR西は「在庫管理の徹底を図り、再発防止に取り組む」とのコメントを出した。