1920年代から30年代にかけてヤンキースで活躍し、三冠王やシーズンMVPなど多数のタイトルを獲得したルー・ゲーリッグ(1941年)の命日にあたる2日(日本時間3日)、MLB機構はこの日の試合を「ルー・ゲーリッグ・デー」として開催した。
アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で二刀流出場したエンゼルス・大谷翔平投手(28)ら、この日のゲームに出場した全選手が特別ワッペン付きのユニホームでプレーした。
ゲーリッグは脳と脊髄の神経細胞が障害を受け、重症化すると手足も動かせなくなるALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵され、39年に引退。37歳だった41年にこの世を去った。この経緯から米国ではALSはルー・ゲーリッグ病としても知られている。
この病気は今でも治療法が見つかっていない。MLBはALSの研究資金提供のため、この日のゲームで選手が使用したバットにサインを入れて、チャリティーオークションを開催する。