延長十一回、サヨナラ打を放った阪神・小幡竜平=甲子園球場(撮影・宮沢宗士郎) (日本生命セ・パ交流戦、阪神6xー5ロッテ=延長十一回、1回戦、阪神1勝、3日、甲子園)阪神が7度目の3連敗阻止。延長十一回1死満塁で小幡竜平内野手(22)が中前打を放った。昨年7月2日の中日戦(バンテリンD)から38試合連続無失点だった湯浅京己投手(23)が3点リードの九回に同点に追いつかれたものの、今季の延長戦は4勝1分で、5度目のサヨナラ勝利を飾った。白星を逃したが大竹耕太郎投手(27)は規定投球回数に達し、勝利数(6勝)、勝率(10割)、防御率(0・71)の投手3冠。ロッテとのセ・パ首位対決を制し、4時間19分の総力戦の末に9連戦で白星発進を飾った岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=33勝16敗1分、観衆=4万2616人)。
延長十一回のサヨナラ打でナインから祝福を受ける阪神・小幡竜平=甲子園球場(撮影・林俊志)★テレビインタビュー編(抜粋)
ーー(湯浅が打たれて)この展開で後ろを考えることはない?
「それはないです。はい。最終的に勝ったんでね、負けてたら相当ね。責任感が強い人間だからショックだろうけど、最後にみんなの力で勝ったんでね。次はいいピッチングをしてくれると思います」
ーー9連戦の初戦は総力戦になった
「先長いのに。おーん(笑)。一つずつ勝つことがね。疲れもそんな出ないかも分からないですね」
ーー4日は佐々木朗希
「まあ普通に行きます、普通に。あんまり意識せずにね」
★ペン囲み編
ーー起伏の激しい試合だった
「1時間前に終わったはずやのに(笑)。おーん」
ーー小幡は最後
「(九回に)木浪が最後ヒット打ったからねえ、木浪だいぶ落ちてきてるからね、調子、おーん。だから、足からめて、ショートうまいこと代えなと思てたのが、うまいこと打順ねえ、あそこで回ってきてねえ」
ーー九回はエラーが2つ(木浪と中野)
「最初(木浪の失策)はバウンドがぽーんと跳ねとったみたいやけどな。大事なところで出んかったからな。今日は失点に絡むエラーやったから。タイムリーエラーやなしに、エラーからの3点やったんで、いろんなことがあったよな九回は。野球かもわからんけどな。向こうも貯金があってパ・リーグ1位のチームだから、そのへんは簡単には終わらないとは思っていたけど…3点だったら大丈夫だかなと思ったな。はっきり言って」
延長十一回、サヨナラ打を放った阪神・小幡竜平を祝福する岡田彰布監督=甲子園球場(撮影・榎本雅弘)ーーそれでも勝ち切った
「こっちは勝ってたから(勝ちパターンを)先使ってしまってたからな。どうかなと思ったけどな。ホンマ、後のピッチャーが頑張ってくれたからね」
ーーズルズル行きかねないと言った中で勝利は
「今日負けてたらズルズルいく負けやったやろうな、余計な。九回できっちり勝てればエエけど、いつもいい流れではいかんしな。悪い流れの時に何とかしのいだのは大きいと思う」
ーー主力だけでなく小幡ら若手が奮闘
「ピッチャーも及川とか、浜地も悪かったけど、ああいう場面で同点で投げきったというのは大きいと思うけどね」
ーー岩崎の八回は相手の打順ではなく、湯浅が九回か
「そうそうそう。向こうは右左ジグザグやから、どっから行っても一緒やから。たまたま左のポランコからだっただけで、そこまで右左は全然意識せんかったよ」