【ヒューストン(米テキサス州) 2日(日本時間6月3日)】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(28)は、アストロズ戦に「3番・投手兼DH」で二刀流出場したが、投げては2本の2ランを許すなど、6回を投げて、9安打、5失点、6三振で2敗目(5勝)を喫した。打撃では二回1死一、二塁で三振を喫するなど、4打数ノーヒット、2三振で打率を.262に下げている。エンゼルスは終盤に2点を返したが及ばず、2対6で敗れた。試合後の大谷との主なやり取りは以下の通り。
――今日の投球を振り返って
「(打球が)間を抜けたりとか、そこで球数がかさんだり、そういうところでプラン通りいかなった」
――カウント0―2から4安打
「決めきれないところ。球種の選択も含めて、そこで三振とれれば、もちろん流れを作れますし、もったいないなと」
――決めきれなかった理由は?
「どちらかというと、スライダー狙い。2ストライク後に(相手が)ケアしている確率が高かったんじゃないかなと思う。それはいつも通りなんですけど、もう少し真っすぐなり、スプリットももちろんそうですけど、有利なカウントで違う選択肢がもちろんあったんじゃないかなとは思いますし、スプリットでもいくつか三振は取っているので、反応的にはそういう感じかなと思います」
――前の2登板に比べてスプリットが少ないのは
「シンカー表記になっていると思います。ちょこちょこ投げたりはしているので、思っているよりかは投げてはいるかなと思います」
――左腕バルデスに対して打席でも苦しんだ
「1アウト一、二塁のところ、あそこが一番チャンスだったかなと。序盤にもうちょっと点数とれたかなと思います」
――バルデスとの相性は?
「相性云々というよりは、いいピッチャーなので、もちろん、全員が打ててないですし、リーグ全体通してみても。それがいいピッチャーだと思うので、逆に抑えるべきときにきょうは、満塁のときもそうでしたけど、抑えてますし、そういうところ。ゲッツーも取れるし。いいピッチャーなんじゃないかなと思います」
――オリオールズ戦後、スイーパーを修正しなければと言っていたが、今の状態は
「形的には悪くなかったですかね。ただ、相手が狙っているところで抜けたりとか、最後のホームランもそうでしたけど、抜けがちょっと多かったかなと思います」
――チーム状態について。アストロズのようなチームと最後まで競い合えるか?
「チャンスはもちろん作れていますし、今日は僕自身がしっかり打てれば、最後もそうでしたけど、もう少し勝つチャンスはあったんじゃないかなとは思うので、オフェンス面では、チャンスを作れているかなと思ってます」
――アストロズの強さは?
「徹底はしてくるチームじゃないかなと思うので、バラバラに攻撃するのではなくて。少ないチャンスを全員が目的を持って狙ってきてるかなとは思うので、そういう強さはもちろんあるんじゃないかなとは思います」
――栗山監督が退任。学んだこと、感謝の気持ちを
「お疲れさまでした、っていう。みんなもうそれぞれのシーズンに入っているので、なんていうんですかね。栗山監督もあんまり望んでないと思いますし、それぞれの道でみんながまた頑張りたいなと思ってます」