米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手(ゲッティ=共同) 米大リーグで活躍するダルビッシュ有投手(36)が、ふるさと大阪府羽曳野市から名誉市民の称号を贈られることが2日決まった。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本優勝や社会貢献活動を評価した市の推挙に対する同意案が市議会本会議で全会一致で可決された。
市は後日、称号を贈る式典の開催について、ダルビッシュ側と日程調整を進める方針。
ダルビッシュは現在、羽曳野市のスポーツ・観光大使も務めている。名誉市民の称号について、市を通じ「光栄だ。これからも貢献できるよう精進し、市の魅力のPRにも努める」などとするコメントを出した。
ダルビッシュは2008年から公式戦で1勝するごとに羽曳野市に10万円を寄付。市は基金を設け、児童養護施設退所者の進学を支援するなどしている。途上国の子供たちに清潔な水を提供するための寄付も続けており、市は「国民に夢と希望を与え、市民の誇り」としている。