アストロズ5-2エンゼルス(1日、ヒューストン)米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)は「3番・DH」でフル出場し、一回に右前打を放ち5打数1安打、2三振だった。打率は・267。エンゼルスは逆転負けを喫し、西地区4位に転落した。
大谷は一回に幸先よく快音を響かせたが、満塁の場面で三振を喫するなどそのあとの4打席は抑え込まれ、2年ぶりの3戦連続本塁打とはならなかった。
一回1死一塁の第1打席でメジャー初先発の2年目右腕ブランコと対戦。初球の内角高めのスライダーを上からたたき、一、二塁間を鋭く抜く右前打を放った。一、二塁と先制機を作ったが、後続が断たれた。1番ウォードの左前適時打で先制し、二回2死満塁で迎えた第2打席は2球で追い込まれ、外角低めに沈むボール球のチェンジアップに手が出て、三球三振だった。絶好機で凡退した大谷は悔しそうな表情を浮かべた。1-1の五回1死の第3打席はファウル2球で追い込まれ、3球目の内角スライダーを打ち上げて捕邪飛。ただ、次打者ドゥルーリーの10号ソロで、エ軍は1点を勝ち越した。
五回に2-4と逆転されて回った七回先頭の第4打席は右腕アブレイユと対戦。初球の真ん中外寄りの97・6マイル(約157キロ)速球を引っ張って、二塁手正面へのゴロに打ち取られた。
3点ビハインドの九回先頭の第5打席は抑え右腕プレスリーと対戦し、カウント2-2から内角低めに鋭く曲がるカーブに空振り三振。プレスリーからは5月10日(日本時間11日)の対戦時に本塁打を放っていたが、この打席では抑えられた。
大谷は2日午後7時10分(同3日午前9時10分)開始予定のアストロズ戦に、今季6勝目をかけ中5日で先発登板する。5月9日(同10日)の前回対戦では7回3失点で黒星を喫した強力打線を相手に、3試合ぶりの勝ち星を狙う。