DeNA・関根大気は29日現在、44試合(先発41試合)に出場し、リーグ3位の打率.355(152打数54安打)、2本塁打、20打点。プロ10年目にして頭角を現している。
5月17日からは2番で起用され、翌18日の広島戦(横浜)でプロ初の1試合5安打を放つなど10試合で打率.390(41打数16安打)、1本塁打、9打点。関根が座る前までの2番打者の打率は.189、出塁率が.242と〝泣きどころ〟だった。
DeNA・関根大気のコース別打率好調の要因として、低めの投球への対応が挙げられる。ボールゾーンを含めた低め全体の打率が.390(結果球のみ、41打数16安打)で、変化球に絞った打率は.400(30打数12安打)。落ちる変化球が主流の中でアジャストしている。
面白いのが悪球打ち。ストライクゾーンの打率が.357(112打数40安打)で、ボールゾーンの打率も.333(39打数13安打)と高い。
三振率は.083(169打席、14三振)。DeNA・宮崎の.071、阪神・近本の079に次いでリーグで3番目(規定打席以上)に低い。バットに当てるコンタクト率は83.6%(254打球÷304スイング)。リーグ平均値(78%)を上回り11番目(150打席上)に高い数字だ。
ヒットエンドランなど状況に応じた打撃が求められる2番打者だけに関根のコンタクトのうまさは強みになる。(記録担当・小川真幸)