八回を抑え笑顔の阪神・村上頌樹=ベルーナドーム(撮影・水島啓輔) (日本生命セ・パ交流戦、西武1-3阪神、1回戦、阪神1勝、ベルーナD)阪神が接戦を制した。先発した村上頌樹投手(24)が、8回4安打1失点の快投で今季5勝目をマーク。コーナーを突く投球で、9奪三振を奪った。プロ入り後、自己最多の112球を投げ、プロデビュー戦で5失点と打ち込まれたベルーナドームでのリベンジを果たした。
打線は一回先頭の近本が、与座の初球を捉えて、右中間フェンス直撃の三塁打を放つと、2番・中野の右翼線へポトリと落とす適時三塁打で試合開始からわずか4球で先制した。無死三塁からノイジーの遊ゴロの間に2点目。五回にはノイジーが、左前適時打を放って大きな追加点をマークした。プロ初スタメン出場した前川は3打数無安打1死球だった。
阪神は2007年以来、16年ぶりの9連勝で貯金は18。5月は19勝(4敗)とし、1968年の8月と並んで月間勝利の球団最多記録とした。