テレビ朝日の定例会見が30日、東京・六本木の同局で行われ、18日に救急搬送された歌舞伎俳優、市川猿之助(47)が出演する劇場版「緊急取調室 THE FINAL」(6月16日公開)について言及した。
同作は同局系人気ドラマの映画版で、猿之助は主演女優、天海祐希(55)扮する主人公と対峙する首相役で出演。公開の行方について編成幹部は「製作委員会で協議をしていますが、事実関係を把握できていないので、現時点ではお答えできない状況」と説明。公開に合わせて放送を予定しているスペシャルドラマについても「お答えできない」とし、「捜査の推移を見守りながら、できるだけ早く決断したい」と話すにとどめた。
猿之助は昨年10月期のドラマ「最初はパー」などにも出演。篠塚浩社長は今回の事態について「大変驚きまして、残念でなりません。亡くなられたご両親のご冥福を心からお祈りします」と追悼した上で「警察が捜査を行っている途中ですので、これ以上のお答えは控えたいと思います」と述べた。