ホワイトソックス4-6エンゼルス(29日、シカゴ)米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)は「3番・DH」で先発出場し、4打数無安打、1死球2三振だった。打率は・263。エンゼルスは3本塁打を許しながら競り勝ち、連敗を3で止めた。
大谷は最初の打席で右足に死球を受けながらフル出場したものの、2度の好機で凡退するなど抑え込まれた。あとの4打席はすべてボール球に手を出して、バッティングを狂わされた。
一回1死一塁の第1打席は先発右腕コペックが投じた初球の94・6マイル(約152キロ)速球が右ふくらはぎ付近を直撃。大谷は大声を上げて天を仰ぎ、ジャンプして痛みにもん絶しながら一塁へ歩いた。今季初の死球で出塁し、2死後、暴投で二進した大谷は5番ドゥルーリーの3ランで生還。さらに、6番タイスのソロで、エ軍は4点を先行した。
4-1の二回2死二、三塁の好機で迎えた第2打席はカウント3-1から真ん中高めのボール球の速球を強振したものの、やや差し込まれて三邪飛。四回2死一塁の第3打席はカウント1-2から外角低めに鋭く曲がるスライダーに左膝をつきながらバットが空を切り、三振だった。
4-3の七回1死の第4打席は右腕ミドルトンと対戦し、カウント1-2から真ん中低めに沈むチェンジアップに手が出て、2打席連続の空振り三振に倒れた。
ネトの犠飛とトラウトの適時内野安打で6-3として迎えた八回2死一、三塁の第5打席は悪性リンパ腫から復帰登板を果たした右腕ヘンドリックスと対戦。カウント1-2から外角高めに大きく外れる速球を強引に打ち返し、二塁ベース左への緩い遊ゴロに打ち取られた。