優勝した夏場所の千秋楽から一夜明け、記者会見する横綱照ノ富士=29日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋 大相撲夏場所で14勝1敗で6場所ぶり8度目の優勝を果たした横綱照ノ富士(31)が千秋楽から一夜明けた29日、東京・江東区の伊勢ケ浜部屋で会見。4場所連続休場明けの土俵を「無事に終わったなという感じ」と振り返り、「(賜杯を抱くのは)久しぶりの感情」と改めて喜びに浸った。
照ノ富士は昨秋に両膝を手術。状態が不安視されたが、「15日間取り続けるという意志で土俵に上がった。出るからには優勝しないといけない番付」と強い責任感で一人横綱の責任を見事に果たし、復活した。今後は「2桁の優勝回数を目指す」という。
また、この日は昨年11月に長男の照務甚(テムジン)君が生まれていたことも明かし、「初めての子だし、本当にかわいい」と父親の顔をのぞかせた。