ベンチの巨人・原辰徳監督=甲子園球場(撮影・安部光翁) (セ・リーグ、阪神4―1巨人、8回戦、阪神6勝2敗、28日、甲子園)宿敵に痛恨の3タテを食らった。巨人は今季3度目の同一カード3連敗。20日以来9日ぶりに勝率5割を切った。原辰徳監督(64)は3試合で計4得点の貧打を敗因に挙げた。
「この3連戦、やっぱり〝ここ一本〟がなかなか出なかった。もう少し阪神投手陣の研究は必要でしょうね」
起爆剤として野手3選手を今季初昇格させ、イースタン・リーグ打率トップ(・361)のD2位・萩尾(慶大)を先発起用。1安打を放ったが打線全体の低調は続き、秋広の4号ソロによる1得点のみ。才木に10三振を喫し、阪神戦はカード別で最低の1試合平均2・6得点となった。
この3連戦は全て七回に失点と鬼門だった。30日のロッテ戦(ZOZOマリン)から交流戦がスタート。指揮官は「必要な部分は新しくつくっていかなきゃいけない」と巻き返しへ策を練る。(谷川直之)