シンガー、Wakana(38)がこのほど、大阪市浪速区のサンケイスポーツ編集局を訪れ、31日発売のサードアルバム「そのさきへ」について単独インタビューに応じた。母が現役のピアノ教師という環境で育ったWakana。幼少時から父が好んだジャズ、母が聴いていた60年代のオールディーズが家の中で流れていた。
「リビングでビートルズがかかってました。ニール・セダカがめちゃくちゃ好きでした。周りの人が(洋楽を)知らなくて何でだろうと思ってました」。J-POPに触れたのは中学校に上がった頃だった。母のピアノ演奏に合わせて歌い、その流れで合唱団に入った。高校時代はゴスペルに熱中。10代からシンガーを目指して、オーディションを受けて、20歳で上京した。カバーアルバムでアニメソングや男性アーティストの楽曲も歌いこなす多様性も魅力のひとつだ。