大相撲夏場所千秋楽(28日、両国国技館)2年連続アマチュア横綱の大の里(22)は押し出しで6勝目を挙げ、幕下10枚目格付け出しデビューの場所を終えた。1番相撲で敗れた後は実力を発揮。192センチ、177キロの体を生かした突き、押し相撲で今後の飛躍へ期待を抱かせた。
NHKでテレビ解説を務めた舞の海秀平氏(55)=元小結=は「相撲内容を見ても相手にならないですよね、対戦相手が。相当、強いと思いますよ。近い将来、野球は大谷(翔平)、相撲は大の里という時代が来るかもしれないですね。何十年かに一人の逸材だと思いますよ」と絶賛していた。
■舞の海 秀平(まいのうみ・しゅうへい)本名・長尾秀平。昭和43(1968)年2月17日生まれ、青森県出身。木造高―日大を経て平成2年、出羽海部屋に入門。同年夏場所幕下付け出しデビュー。3年春場所新十両。同年秋場所新入幕。最高位は小結。幕内通算241勝287敗12休、技能賞5度。11年九州場所で引退。現在は大相撲中継の解説のほかスポーツキャスターでも活躍。