第90回日本ダービー、レース後、スキルヴィングから下馬するC.ルメール騎手=東京競馬場(撮影・田村亮介) 28日に行われた第90回日本ダービー(3歳オープン、牡・牝、GI、芝2400メートル)で2番人気スキルヴィング(牡、美浦・木村哲也厩舎)は大差の17着で入線。ゴール板を過ぎたあたりでジョッキーが下馬するとゆっくりと倒れ込み、そのまま息を引き取った。JRAはレース後、急性心不全だったと発表した。
鞍上のクリストフ・ルメール騎手が倒れたスキルヴィングをなでる様子が、フジテレビ系競馬情報番組「みんなのKEIBA」(日曜後3・0)のカメラに映し出され、SNS上には心配の声があがっていたが、無念の結果となってしまった。同馬は未勝利戦から3連勝で青葉賞を制し、2番人気に支持されていた。
ツイッター上には「これからの馬だったろうに残念すぎる。 ご冥福をお祈りします」「まじかスキルヴィング君…有力な馬だっただけに生きてたらとか言われ続けるんだろうな、モヤモヤして悲しくなる」「東京競馬での未勝利戦で初めて見た時のカッコイイ姿はずっと忘れません」「これが競馬の世界なんだな……全人馬無事がどんなに幸運なのかわかったよ」「ルメールさん最後まで落とさなかったし本当に偉い。ゆっくり休んでな」といった悲しみの声が相次いだ。