イスラエルに逆転負けし、立ちつくす松木(右から2人目)ら=メンドサ(共同) サッカーU20W杯1次リーグC組、日本-イスラエル(27日、アルゼンチン・メンドーサ)ここまで1勝1敗の日本は引き分け以上で自力での決勝トーナメント進出が決まるC組最終戦で、欧州予選(U―19欧州選手権)で準Vのイスラエルと対戦。1-2で逆転負けを喫した。
中2日の3連戦の3試合目は首都近郊のラプラタからチリ国境近くのメンドーサまで1000キロ超えの長距離移動をへ経ての一戦となった。
前半アディショナルタイムにFW坂本一彩(19)=岡山=が先制点を挙げ、1-0で折り返す。イスラエルは後半23分に2枚目のイエローで退場者を出し、日本は数的優位の状況となるが、後半31分にセットプレーから同点ゴールを許し、1-1と追いつかれる。さらに後半アディショナルタイムに2点目を奪われ、10人のイスラエルに試合をひっくり返された。
日本―イスラエル 前半終了間際、先制ゴールを決め、喜ぶ坂本(中央)ら=メンドサ(共同)逆転負けで1次リーグ突破が極めて厳しい状況に追い込まれた日本イレブンは、試合終了のホイッスルが鳴ると、ガックリとピッチにうずくまった。富樫監督は「10人になってからのマネジメントを含め、悔いが残る試合」と悔しさをにじませた。
今大会は各組3位の上位4チームまで決勝トーナメント進出の可能性があり、1勝2敗の勝ち点3の日本には他組の結果次第でわずかながらも突破の可能性を残している。