敗れた菅井竜也八段=岩手県宮古市(日本将棋連盟提供) 将棋の藤井聡太叡王(20)=棋聖・竜王・王位・棋王・王将との6冠=が28日、岩手県宮古市で指された第8期叡王戦五番勝負第4局で2度の千日手成立による指し直しの末、挑戦者の菅井竜也八段(31)を90手で下し、対戦成績を3勝1敗として3連覇を果たした。
振り飛車の名手として初めて藤井叡王に挑んだ菅井八段は5年ぶりのタイトル復位を狙ったが届かず、「結果が全くついてこなかった。すごく残念な結果になってしまったなと思っている」。藤井叡王については「将棋に真っすぐなんだろうなっていうのをすごく感じた」と語り、「将棋としての精度が低かった。せっかく見に来てくれたファンの人にも申し訳ない」と悔しさをにじませた。