マーリンズ戦に3番・投手兼指名打者で先発し、投球するエンゼルス・大谷=アナハイム(共同) 【アナハイム(米カリフォルニア州)27日(日本時間28日)】本拠地エンゼル・スタジアムで行われたマーリンズ戦に「3番・投手兼指名打者」で二刀流出場した大谷翔平選手(28)は、投手として6回を投げて6安打2失点(自責点1)で10奪三振。勝利投手の権利を持って降板したが、七回に逆転され6勝目が消えた。打者としては好機で併殺打に終わるなど4打数無安打。4-4の九回無死1塁で打席に入ったが三直に終わり、ベンチで悔しそうな表情を見せた。試合は延長十回、5―8で敗れている。
——登板全体を振り返って
「良くもなく悪くもなく。最低限の6(回)は投げられたので、そこは良かったところかなと思います。点数取られたところは、もう少し良い投球ができたのかなと思います」
——スイーパーの比率が前回より多かったが、登板間で修正を?
「良かったこと、悪かったこと、必ず出るので。前回の悪かったところを修正して(今回の登板を)迎えたかったですし、それは次回登板も変わらないので、スイーパーだけじゃないですけど、その繰り返しかなと思います」
——最後の打席の後、悔しそうだった。打撃の状態は?
「振っているコースが、今日に関しては難しいコースなので、いい結果に繋がってないかなという気がします。見え方自体はそんなに悪くないので、あとはきっちり甘い球をしっかり打てるかどうか」
——回の先頭打者を出塁させることが多い
「特に回の先頭は切りたいところではあるので、フォアボールは流れ変わりますし。ただ、どこのシチュエーションでも、フォアボールは出したくないというのは変わらないので、先頭だろうが、2アウトだろうが、同じかなと思います」
——2アウトで2本のタイムリー。併殺もあった。最後は無死一塁で三直。悔しい試合だった
「そうですね。勝ち切るなら、やっぱりあの回(九回)だったかなという。あの回打って、最低限、(トラウトを)進塁させて、決めるしかなかったかなと思いますね」
——良くも悪くもない中で2桁奪三振。要因は?
「そういうピッチャーなので、その分、今日に関しては3つ、フォアボールが出てますし。そこに関しては出したくない気持ちはもちろんありますけど。もったいないなって、思う気持ちの方が強いかなと思います」
——勝ちきれなかった。足りない点は?
「足りない点? 個人的にはやることをやるしかないので、一選手ですし、僕が別にスタメンを決めてるわけでもないですし。ピッチャーのスウィッチを決めているわけでもないので、そこに関しては監督の仕事なので。僕がやれることではないかなと思いますし、自分でできることをまずはやっていくのが、チームに対して一番勝つ確率が上がる作業かなとは思います」