大相撲夏場所千秋楽(28日、両国国技館)西前頭4枚目の錦木(32)が阿武咲(26)を寄り倒し9勝6敗で場所を終えた。
錦木の新三役の可能性について、NHK総合で実況を務めた大坂敏久アナウンサー(48)が「(本人は)ドキドキはするでしょうけど…。吉報が来るかどうか」と話すと、正面解説の芝田山親方(60)=元横綱大乃国=は「ドキドキしますかね? ドキドキしても仕方ないと思いますよ。決めるのは第三者で自分が決めるわけじゃないですから、ドキドキも何もする必要はないと思いますよ。楽しみに待ってればいいじゃないですか」と強調した。
2人のやり取りに向正面解説の舞の海秀平氏(55)=元小結=は「大坂さん、横綱だった芝田山親方にきくのが間違ってると思います。横綱になる人は三役に上がるか、落ちるか、そういうことは考えないんじゃないかと思います」と苦笑い。その一方で大坂アナから「舞の海さん、考えました?」と尋ねられた際には、「考えました。一場所でいいからという気持ちでしたね」と素直に認めていた。
■舞の海 秀平(まいのうみ・しゅうへい)本名・長尾秀平。昭和43(1968)年2月17日生まれ、青森県出身。青森・木造高―日大を経て平成2年、出羽海部屋に入門。同年夏場所幕下付け出しデビュー。3年春場所新十両。同年秋場所新入幕。最高位は小結。幕内通算241勝287敗12休、技能賞5度。11年九州場所で引退。現在は大相撲中継の解説のほかスポーツキャスターでも活躍。