日本外国特派員協会で記者会見する橋田康=26日午後、東京都千代田区 ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長による性加害問題で、被害を訴えている元ジャニーズJr.の俳優、橋田康(37)が26日、東京都内の日本外国特派員協会で会見し、児童虐待防止法の改正を求める署名活動の開始と、同様の被害を受けた人に向けた連絡窓口の設置を発表した。
この日、同事務所が「心のケア相談窓口」を設置したが、橋田は「事務所が用意した窓口には相談しづらい人もいると思う。同じ被害に遭った人間として、私が皆さんの話を聞いて事務所に届けたい」と説明。署名活動は同じく被害を訴えているカウアン・オカモト(27)らと行う。
一方、同事務所の藤島ジュリー景子社長が、自身は性加害を「知らなかった」としていることについて「信じない。あれだけ内部でもうわさになっていたので」と否定的な見方を示した。その上で「問題が長引けば、現役で頑張っているタレントを苦しめることになる。一刻も早くクリーンな事務所に生まれ変わってほしい」と訴えた。
橋田は16日に立憲民主党が国会内で開いたヒアリングに出席し、「13歳頃、性的被害を受けた」と述べていた。