七回、阪神・木浪聖也の犠飛で生還した佐藤輝明を迎える岡田彰布監督=甲子園球場(撮影・渡辺大樹) (セ・リーグ、阪神2ー1巨人、6回戦、阪神4勝2敗、26日、甲子園)阪神が6連勝で、今季最多貯金を「15」に更新した。1点を追う七回1死一、二塁からD1位・森下翔太外野手(22)=中大=の左前打で同点。さらに1死満塁から木浪聖也内野手(28)の左犠飛で勝ち越した。先発の桐敷拓馬投手(23)は7回1失点でプロ2年目で初勝利。1軍に復帰した湯浅京己投手(23)が八回に登板し、1回無失点。最後は岩崎優投手(31)が締めた。チームは直近14戦で13勝。観衆は今季最多を更新する4万2615人。岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=29勝14敗1分、観衆=4万2615人)。
7回1失点と好投した阪神・桐敷拓馬=甲子園球場(撮影・水島啓輔)ーー桐敷は予想を上回る内容
「予想上回ったな。神宮の時にピッチング見て、キャンプの時よりもだいぶいいなと、そんな話はしてたんだけど。ストレートは結構、力あるって言ってたけど、あとは変化球やなあと、そういう話はしてた、ピッチングコーチと」
ーー六回の桐敷の打席で代打は考えなかった
「全然、そんなの。八回も行かすつもりやったから。アレ100(球)行っても大丈夫だから、投げないと勝ち星つかないから」
ーーキャンプやオープン戦から印象が変わった部分は
「コントロールかな。キャンプの時もブルペンで言ってたのは、ボール自体は伊藤と遜色ないって、ボールの力は桐敷の方がある方だけど、コントロールの違いでローテーション入れるか入れないかっていうね。そういうのは話してたので。今日も途中からは変化球がカウント球でコースに行ったんでね。ストライク取れてたんで。ある程度行けるなあと思ったけど」
七回、同点打を放つ阪神・森下翔太=甲子園球場(撮影・松永渉平)ーー森下もらしいヒットで
「そうやなあ。いい時に出てるよね。集中打で。チャンスらしいチャンスは、あの回だけだから。1点で辛抱しとったからね。何とかなるかなっていうのはあったけどね」
ーー25日はミエセス。日替わりでヒーロー
「打てば打点になる打順やし、今は。今日は1、2番がな。最後、中野が打ったけど1、2番が全然塁に出なかったから、チャンスを作れんかったいうのはあるけど、明日は打つやろな、1、2番はな」
ーー横川交代は想定内(6回80球無失点で交代)
「もう代わると思ってたよ、球数じゃなしに。ベンチの雰囲気見てたら代わるなと思ってた。あのイニングで落ちてたよ」
ーー貯金15
「いやいや、そらまだまだやろ。23でも勝てんかったやんけ、そんなんお前」(2008年、82勝59敗3分で2位。このシーズンで阪神監督辞任)