地震の影響で北陸新幹線が緊急停止。安全確認で消灯された車内=25日午後7時3分、東京都台東区(甘利慈撮影) 26日午後7時3分ごろ、茨城県神栖市と千葉県銚子市、旭市で震度5弱の地震があった。東京都心やさいたま市、横浜市でも震度3を観測した。気象庁によると、震源地は千葉県東方沖で、震源の深さは約50キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・2と推定される。津波はなかった。
気象庁は揺れの強かった地域では今後1週間ほど、最大震度5弱程度の地震の恐れがあるとして注意を呼びかけた。
JR東日本によると、東北、上越、北陸の各新幹線は、停電に伴い一時運転を見合わせた。いずれも約10分後に運転を再開した。成田空港は安全確認のため、2本の滑走路を一時閉鎖した。日本原子力発電によると、東海第2原発(茨城県)に異常は確認されていない。首相官邸は、危機管理センターに情報連絡室を設置した。
建物の高層階をゆっくりと揺らす長周期地震動の階級2が茨城県鹿嶋市と千葉県銚子市で、観測された。
千葉県では11日にも、木更津市で最大震度5強の地震があった。