7回1失点と好投した阪神・桐敷拓馬=甲子園球場(撮影・水島啓輔) (セ・リーグ、阪神-巨人、6回戦、26日、甲子園)阪神の先発・桐敷拓馬投手(23)は7回5安打1失点でマウンドを降りた。
この日が今季初登板で速球とフォークのコンビネーションがさえ二回までに4つの三振を奪う立ち上がり。しかし三回、先頭の門脇に中前打を浴びると、走者を進められて2死三塁で坂本との対戦を迎える。2球目に投じた146キロの直球を捉えられ、打球は左翼の頭を越え、フェンス直撃の適時打で1点を許した。
続く四回、五回といずれも走者を背負うピッチングになったが無失点で切り抜け、六回も失策と安打で2死一、二塁とピンチを背負ったが、大城を投ゴロに打ち取って得点を許さず。桐敷はマウンドで手をポンとたたいた。六回の攻撃では打席に立ち、七回も続投。三者凡退で切り抜けた。打線は七回に2得点を加え、桐敷には代打が送られてお役御免。93球で10三振を奪い、勝ち投手の権利を持ってマウンドを託した。