木更津総合高・庄村佑心内野手(1年)は6回に高校通算1号となる左越え2ランを放った。=令和5年5月24日、保土ヶ谷球場(撮影・原田優介) 春季高校野球(24日)関東大会の準々決勝2試合が行われ、4強が出そろった。木更津総合(千葉)が11安打で昌平(埼玉)を7-2で下した。高崎健康福祉大高崎(群馬)は緊迫した投手戦を制し、帝京(東京)に2-0で勝利。27日に横浜スタジアムで、高崎健康福祉大高崎-専大松戸(千葉)、常総学院(茨城)-木更津総合の準決勝2試合が行われる。
ルーキーの記念すべき一発とともに4強入りを決めた。木更津総合は5-0とリードした六回、1死三塁から8番・庄村佑心内野手(1年)の高校通算1号となる左越え2ランで追加点を奪い、試合を決定づけた。
木更津総合高・庄村佑心内野手(1年)=保土ヶ谷球場(撮影・原田優介)「外野フライで1点取れればと思っていたんですけど、入ってくれてよかったです」。高めに甘く入ってきたスライダーを振り抜くと、打球はきれいな放物線を描き、芝生席へ吸い込まれた。
「地元パワー」が後押しになった。庄村は横浜市出身で、保土ケ谷球場で練習をしたこともあったという。地元で2安打3打点の活躍に「知り合いも見にきてくれていたので打ててよかったです」と笑顔で汗をぬぐった。
27日の常総学院との準決勝へ向け「相手も強いので接戦になると思う。いい場面での守備やバッティングに注目してほしいです」と地元でのさらなる活躍を誓った。(原田優介)