20日にリーグワンのプレーオフ決勝で逆転トライを決めた木田。勢いそのままに、日本代表に初選出された(撮影・佐藤徳昭) 日本ラグビー協会は24日、初の4強入りを狙う9月8日開幕のW杯フランス大会に向けて、日本代表36人を発表した。リーグワンの東京ベイを初優勝に導いたWTB木田晴斗(はると、24)が初選出され、「ここからが勝負」と決意を示した。代表候補10人も選出され、6月12日に千葉・浦安市でスタートする合宿から激しい定位置争いが始まる。日本の大会登録メンバー33人は8月前半に発表する予定だ。
国内最高峰のリーグワンが20日に閉幕し、世界の強者と戦うW杯への準備が、いよいよ本格化する。日本代表を率いるジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(53)が協会を通じてコメントを出した。
「いかなるプレッシャーの中でも一貫したプレーができる選手ということで選考した」
今回発表された日本代表36人のうち、8強入りした2019年W杯日本大会のメンバーからFLリーチら14人が選出された。一方でテストマッチでも出場経験のない9人の〝新戦力〟が食い込んだ。
注目は埼玉とのリーグプレーオフ決勝で逆転トライを挙げ、所属する東京ベイの初優勝(○17-15)に貢献したWTB木田だ。19年大会で大活躍し、21年に現役を引退した福岡堅樹の〝後継者〟として、注目されている。夢の舞台への挑戦権を手にした24歳は、「光栄だが、ここからが勝負。(練習で)アピールして、まずは試合に出るところを目指す」と闘志を燃やした。