陸上・関西学生対校選手権第1日(24日、大阪・ヤンマースタジアム長居)男子1万メートルは関大の亀田仁一路(4年)が29分00秒61で優勝した。
昨年の日本学生対校選手権(日本インカレ)男子1万メートルで日本勢最上位の4位に入った実力者。終始先頭で引っ張り、5000メートルを過ぎたあたりで一気に前に出て逃げ切った。1999年に京産大の前田貴史がマークした大会記録(29分9秒11)も24年ぶりに更新。故障明けだったというが、「5000あたりまではアップの感覚でゆっくり走り、以降は相手を振り払う走りができた」と振り返った。
4月の日本学生個人選手権では城西大の山本唯翔(4年)に敗れて目標にしていたワールドユニバーシティゲームズの出場権を逃し、「悔しかった」と亀田。「最後まであきらめずに走って、駅伝シーズンで全国の選手と戦いたい」とリベンジを誓った。
2位は京産大の中村光稀(3年)で29分28秒19、3位は京産大の小嶋郁依斗(3年)で29分28秒73。