陸上・関西学生対校選手権第1日(24日、大阪・ヤンマースタジアム長居)女子1万メートルは大阪芸大の北川星瑠(ひかる、4年)が33分00秒60で初優勝を飾った。2位は立命大の村松灯(とも、3年)で33分3秒37、3位は大阪学院大の永長里緒(3年)で33分3秒92。
北川は先頭集団でレースを進めるとラスト1周で仕掛け、そのままパワフルな走りで逃げ切った。関西インカレで初のタイトルをつかみ、「じっくり焦らず貯めて走った。最後に行こうと決めていた。ラストスパートを意識して練習していた成果が出てよかった」と満足げに語った。
〝女優〟との二刀流で競技に励む異色のランナー。4歳から小学生までは子役として活動し、現在は大学でミュージカルを学ぶ。今年3月の日本学生女子ハーフマラソンでは日本学生歴代7位の1時間10分50秒で優勝してワールドユニバーシティゲームズの出場権をつかみ、4月の日本学生個人選手権では1万メートルで3位、5000メートルで6位に入った。