感謝祭で演技を披露する村元哉中さん(左)と高橋大輔さん=大阪府高石市 バンクーバー冬季五輪のフィギュアスケート男子銅メダリストで、引退を表明した高橋大輔さんが21日、大阪府高石市のアイススケートリンクなどの複合施設「大阪府立臨海スポーツセンター(SC)」の創立50周年感謝祭に出演した。
同SCは資金難で閉鎖の危機に陥ったが、練習拠点としていた高橋さんらの募金活動もあって存続にこぎ着けた。高橋さんは奔走した日々を振り返り「ぎりぎりで存続できたことは大きい。世界に向けて出ていくスケーターが増えればうれしい」と期待を込めた。
高橋さんは、一度競技生活を退き、復帰後にアイスダンスに転向。2日に引退会見を開き、異例の挑戦を終えた。
主催者によると、イベントは新型コロナウイルスの影響で、1年遅れで開催された。フィギュアスケート男子で北京冬季五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)もサプライズで登場した。