新型コロナウイルス禍で2020年に夏の全国高校野球選手権大会が中止になったことを受け、当時の球児たちが集まって、11月29日に兵庫県西宮市の甲子園球場で大会を開催する。発起人で自らも東京・城西高時代に白球を追った大武優斗さん(20)は19日、「夢の場所。(甲子園でのプレーは)本当に特別です」と熱い思いを語った。
武蔵野大3年の大武さんは昨年6月に企画を立ち上げ「あの夏を取り戻せ 全国元高校球児 野球大会 2020―2023」として46チーム、約1000人が参加する予定。当日は全チームの試合実施が困難なため、セレモニーやノック練習などを行い、別日程、別会場で交流戦を計画している。
大会運営資金は約7000万円と見込み、クラウドファンディングで募る。大武さんは「多くの方々の協力がないと成立しないので、お力を貸してほしい」と呼びかけた。