ヤンキース11-3アスレチックス(10日、ニューヨーク)米大リーグ、アスレチックスの藤浪晋太郎投手(29)は敵地で行われたヤンキース戦に2―11の五回2死1塁から3番手で登板。2回1/3を投げ無安打無失点、1四球、2奪三振に抑えた。
初のヤンキースタジアム登板で好投した。大量リードを奪われた2―11、9点ビハインドの五回2死1類からマウンドに上がった藤浪。この回は今季好調のベテラン・リゾをスプリットで空振り三振に斬ると、イニングをまたいだ六回も、先頭ラメーヒューを内角スライダーで左飛。続くトーレスには四球を与えたものの、後続は2者連続真っすぐでフライに打ち取った。
さらに七回もマウンドに上がり三者凡退。2死からの1番ボルピはカウント1―2と追い込んでから93マイル(約150キロ)のスプリットで空振りに斬った。
メジャー1年目。開幕から制球が課題となっていたが、ヤ軍打線に無安打無失点と安定した投球を披露した藤浪は「良い精神状態というか、落ち着いて投げられたことが一番良かった。メカニックも完璧はなかなかないが、メンタルと技術面の良いバランス。どちらかが欠けても駄目だが、今日は両方ともほどよく、良いバランスで投げられた」と振り返った。
またマウンド上でコッツェイ監督からヤンキースタジアムでの投球を楽しむようにと声をかけられたことも明かし、「せっかくならと思いながらはいたがバッターに集中していた。終わってからヤンキースタジアムで投げたんだなと思いました」と打ち明けた。
前回登板の7日(日本時間8日)に行われた敵地ロイヤルズ戦では1回1/3を4安打3失点と乱れたが、この日の力投で防御率は13・94から12・52に向上。チームは4連敗で、借金「22」と厳しい状態は続くが、藤浪の好投をチーム復調の兆しにしたいところだ。
◆アスレチックス・コッツェイ監督「今日は調子が上がっているふしが見られた。制球も良く、三振は2つだったが、四球1つは良い方向に向かっている現れだ」