選手交代を告げる阪神・岡田彰布監督=甲子園球場(撮影・水島啓輔) (セ・リーグ、阪神15ー0巨人、5回戦、阪神3勝2敗、27日、甲子園)阪神が、いずれも今季最多の19安打&15得点で、巨人に圧勝した。一回に坂本誠志郎捕手(29)の適時打と木浪聖也内野手(28)の犠飛で2点を先取。三回は近本光司外野手(28)の2号ソロなど、打者11人7安打の猛攻を見せ、一気に6点を追加。六回には大山悠輔内野手(28)が2号ソロを放った。さらに6点を挙げた八回に2点三塁打を放った井上広大外野手(21)は初の1試合3安打。左肩の違和感で出遅れた伊藤将司投手(27)は今季初登板を完封で飾り、甲子園11連勝。1970年から71年の村山実の「12連勝」に次ぐ記録となった。岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=11勝9敗1分、観衆=3万7198人)。
阪神快勝を告げるスコアボード=甲子園球場(撮影・松永渉平)★テレビインタビュー編
--今季最多の19安打で15得点
「急にみんな上がりましたね。こういうゲーム展開になるとちょっと雑になるんでね。最後も見極めて四球選んでいたんで、よかったかなと思いますけど」
ーー井上は初の3安打
「初めてか、言ったら、今までも3本打ってないいうから、トータルでもそんなに打ってなかったので。最後もあそこで打ったのは大きいですよね」
ーー伊藤将の完封は(球数は106球)
「六回で100球いけば代えるつもりだったんですけど、少ない球数でいったので、ゲーム展開もあったし、完封だなという感じやったですね」
ーー坂本はスタメン起用で5戦全勝
「ずっと(先発投手は)無四球でしょ? 坂本は。リードも冴えているし、ピッチャーのいいところを引き出しますね」
ーー巨人に隙を見せない勝ち方
「明日の心配をちょっとしていたんですけど、多分明日は点を取れないだろうと言ってたんだけど、ベンチでは。八回も点取ったんが明日につながってくれたらいいと思いますね」
プロ野球阪神の本拠地、甲子園球場(宮沢宗士郎撮影)★囲み編
「もうエエ? もうないな(笑)」
ーー心配していたノイジーも2安打
「2本出たからな、ちょっとは上がるかな思たら最後三振して裏で、まだちょっとこうなってるとかバッティングフォームやっとるから、あんまり考えこむな言うたんやけどなあ」
ーー試合前にもそんな話を
「俺が思ってることを言うただけであって。結構細かいところチェックするタイプというかな、結構そういうタイプ。考えこまないことが一番やな、そういう意味では、今日は2本出たからな、明日から違うと思うよ」
ーー捕手は山崎伊と坂本が相性がよかったから
「去年のは俺は全然見てないよ。初登板やったし、坂本でいって、(明日、明後日と)3試合連続になるけど、梅野はちょっとミニキャンプやな、はっきり言うて。ちょうどエエよ。ちょっと休ませたら、頭もリフレッシュするやろ。技術だけやなしにな、打つ方でリードにもだいぶ影響してると思うし、そういう意味ではうまいことな、明日明後日は坂本のピッチャーやから、梅野はちょうどいいリフレッシュできると思うよ」
ーー監督も楽に見られた
「だから、中田が5回にまたヒット打ってくれたからな」(五回一死まで伊藤将が完全投球)
ーーパーフェクトよぎったか
「そういうことやない。一緒やなぁと思って」
ーーパーフェクトが
「違うわ、名古屋でワンアウトからヒット打たれたのと一緒やないうことや、5番バッターに」(22日の中日戦で村上が五回一死から5番・福永に初安打)