パン!! 試合後、清宮が音頭を取り、大入りのファンと勝利を祝う一丁締め(撮影・三浦幸太郎)
ギャラリーページで見る(パ・リーグ、日本ハム4x-3楽天、2回戦、1勝1敗、1日、エスコン)「新時代」が幕を開けた。日本ハムは1日、楽天2回戦に延長十回、4-3でサヨナラ勝利。開幕2戦目で新球場「エスコンフィールド北海道」での初勝利を劇的な形で飾った。清宮幸太郎内野手(23)がプロ初のサヨナラ打を放ち、新たなページを刻んだ。試合後は清宮が音頭を取り、大入りのファンと勝利を祝う一丁締めを行った。
噓ではない。待ちに待った瞬間は劇的な形で訪れた。3-3の延長十回無死二塁から、清宮がプロ初のサヨナラ打。一塁ベース上で仲間にもみくちゃにされながら、右手を突き上げた。
「こんな日に(サヨナラ打が)打てるなんて。本当にラッキー。(新球場は)最高に特別な場所になった」
食らい付いた。「左翼に変な飛球だけはやめよう」と宮森のチェンジアップを振り抜いた。白球が右前で弾むと観衆3万637人が総立ち。「たくさんの人に勝ちを見せたいと思っていた」と胸を張った。試合後にはダイヤモンド内で円陣を作り、昨季から恒例となった一丁締めを担当。場内マイクで「エスコン初勝利を飾れて本当にうれしい。皆さんのおかげです」とファンに呼び掛けた。