三回、藤浪晋太郎からフェンス直撃の適時打を放ちガッツポーズする大谷翔平=オークランド・コロシアム(撮影・水島啓輔)
ギャラリーページで見るアスレチックス1-13エンゼルス(1日、オークランド)米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)は「3番・DH」で先発出場し、三回に左翼フェンス直撃打を放つなど5打数2安打2打点だった。打率は・375。アスレチックスは藤浪晋太郎投手(28)が先発でメジャー初登板したが、2回1/3を5安打8失点で負け投手となった。試合はエンゼルスが大勝した。
大谷の一回の第1打席はカウント1-1の3球目を打ち、一ゴロだった。二回の第2打席は藤浪から左翼フェンス直撃の適時打を放ち、今季初打点をマークした。大谷は四回、ア軍2番手のオレルとの対戦でカウント2-2から空振り三振。六回無死2塁の好機に右翼へ適時打を放ち、この試合2打点目を挙げた。大谷は八回、先頭でア軍3番手の右腕ファミリアと対戦。カウント1ー1から二ゴロに倒れた。
藤浪は一回、2三振を奪うなど三者凡退と上々の立ち上がり。二回は先頭のレンドンを左飛。続くレンフローとの対戦中にピッチクロック違反で1ボールを取られたが空振り三振。次打者も空振り三振で、三者凡退。
ところが三回にエ軍打線につかまった。先頭のレンヒーフォに四球で歩かせるとウルシェラに中前打。無死一、二塁でオホッピーに左越え二塁打を浴び先制点を許した。続くウォードに中前打を浴び2点目を献上。無死一、三塁でトラウトを四球で歩かせ満塁。ここで大谷に左翼フェンス直撃適時打を浴びた。レンドンには中邪飛を許し、4点目を献上。ピンチは続く。レンフローを四球で歩かせると、ラムに中前2点打を浴び、降板した。2回1/3を5安打8失点で4奪三振、3四球。球数は55だった。2番手・オラーもエ軍打線の猛攻を止められず1イニング11点を許し、アスレチックスは今季初黒星となった。
同学年の2人がプロ入り後に「打者大谷VS投手藤浪」で対戦するのは2013年5月26日の交流戦(甲子園)の1度だけ。この試合は藤浪が7回1失点で勝利投手となったが、大谷は藤浪から3打数2安打。いずれも二塁打だった。